アルディーハヨン主任司祭


はじめまして。自己紹介を致します。私の正式な名前はちょっと長いですが「アドリアヌス・レインゲレ・ハヨン」と申します。いつも家族や友人に「アルディー」と呼ばれます。四人兄弟の二番目です。家族は皆カトリック信者です。出身はインドネシアのフローレス島です。インドネシアは島国で、一万七千以上の島があります。人口は約二億七千万人です。このうち、人口の90%がイスラム教徒と推定されています。しかも、インドネシアはイスラム教徒が世界で一番多い国です。インドネシアのカトリック信者はわずか約3.8%です。私の出身フローレス島はインドネシアのローマ「カトリックの島」とよく言われます。なぜなら、フローレス島では95%はカトリック教徒だからです。 フローレス島の面積は日本の長野県ほどの大きさです。この島の人口は約250万人です。フローレス島にカトリック信者が多いのは1550年にポルトガルのドミニコ修道会の宣教師たちがフローレス島に上陸し、宣教してくださいました。宣教師たちが蒔かれた信仰の種を世代から世代へ渡つて、今でも大切にしています。このような環境で生まれ育てられたから私自身も将来神父になりたいという気持ちが小さい時からありました。

実はわたしが高校を卒業してから神言会に入会して、神言会の大学で哲学や神学を勉強しました。その後、日本に派遣されて、2009年に南山教会で助祭と司祭叙階を受けました。2010年から2012年まで秋田教会で助任として働いて、そして、2012年から2017年までは東京の吉祥寺教会でまた助任として働いていました。その後、2017年から今年の復活祭まで多治見教会で主任として勤めておりました。

現在、五反城教会で主任として派遣されましたが、どうか信徒の皆さん、お互いに力を結び合わせ、心と思いを一つにして、我が教会がより豊かになりますように、心から願っております。さらに、司牧の面で、私の一つの夢は五反城教会が皆さんにとつて、心のオアシスになるように努力したいと思います。そして、五反城教会は信仰者の共同体だけではなく、皆が一つの家族としてともに歩んで行こうという希望です。

最後に、ヨハネ福音書の4章に「ヤコブの井戸で、一人のサマリアの女が主イエスと出会った」と記されています。この出会いによつて、サマリアの女が癒しや救いの恵みをその場(井戸)で頂いたのです。同じように、皆にとってこの五反城教会はイエスとの出会いの場だけではなく、むしろ、癒しや救いの恵みを汲む所であり、大切な居場所でありますように。これからも、どうぞ宜しくお願いします。 

<ヨハネのたよりより抜粋>

 

 

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